緩急をつける訓練
意外と難しい曲の緩急
曲を演奏するようになると、緩急という問題に遭遇します。
曲には、速く弾く曲、ゆっくり弾く曲、または、速く弾いていたけど途中でゆっくりに変わり、また速くなる曲などさまざまなものがあります。
そこで必要になるのが緩急をつける技術です。
実はこのことを案外と意識しないで練習してしまいがちです。
特にピアノを始めたばかりの頃からある程度弾けるようになったときにやってしまいます。
曲の緩急というのは、曲の表情になります。
緩急をつけずにただ楽譜だけを追っていくと、おもしろみのない単調なものとなってしまいます。
とはいうものの、緩急をつけるタイミングが、楽譜に書かれてあるものはいいのですが、書かれていないものもあります。
書かれていないものはプロの演奏などを参考にするしかありません。
こうやってみると、結構難しいことがわかります。
結局は感覚的なものとなってしまいます。
だからといって緩急をつける技術を無視することはできません。
大体は、普通のスピードで演奏することになるのですが、速く弾く=上手みたいな図式を自分の中で無意識に組み立ててしまっています。
これが曲者なのです。
速く弾くことが上手だと勘違いしてしまうのです。
確かに速く弾くことは非常に難しいのですが、そればかりをやると今度はゆっくり弾くことができなくなってしまいます。
ピアノで難しいのは実はゆっくり弾くことなのです。
メトロノームがあれば試していただきたいのですが、ゆっくり弾くということは、四分音符=60 以下の速さになります。
これが非常に難しいのです。
無意識に速く弾いてしまい、本来のスピードとはかけ離れた演奏となってる場合が多々あります。
また、速く弾く曲のなかで、ゆっくりとスピードを落として演奏するパートが出るものもあります。
これもまた、非常に難しいのです。
速く弾きつづけていたものが、急にゆっくりになり、本来どの程度の速さで演奏すればいいのかわからなくなります。
高速道路を走っていて、一般道におりたときすごくゆっくりに感じているのに、意外とスピードが出ていたという経験があると思います。
それと同じ状況なのです。
感覚が麻痺しているのです。
こういった理由で、緩急というのはできそうでできない、結構やっかいな技術なのです。
緩急をつけることになれるということが必要なのです。
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2008年01月05日 00:08