緩急をつける訓練
ひたすら速く弾く
私が緩急をつける練習を教えてもらったとき、「ひたすら速く弾いてみる」というものと「とにかくゆっくり弾く」というものがありました。
ここでは「ひたすら速く弾く」ということについてみていこうと思います。
簡単に言うと、今自分が弾いている曲をひたすらに速く弾いてみるのです。
自分が今もっている技術の限りを尽くし、ひたすら速く、速く! 速く!! 弾くわけです。
そして、その曲本来のスピードで弾くのです。
やってみるとわかりますが、速く弾くということは非常に体力がいります。
しかし、それ以上に、速く弾いた後に本来のスピードで弾くということがこんなにも難しいことだったんだと痛感します。
「意外と難しい曲の緩急」で書いたように、高速道路を走っていて、一般道に戻った場合、スピードを出していないつもりが、結構出てたのと同じ感覚です。
その曲本来の速さがどれくらいなのかを、あえてひたすら速く弾くことで感覚的に慣れさせるのです。
さらに、いつもは結構速いなぁと感じて弾いている曲でも、さらに速く弾いて戻ったとき、あれ? こんなにゆくりだったっけ? という感覚になり自信もつきます。
普段自分がどれだけ無駄な速さで弾いているのかを認識できます。
また、速い曲の中にゆっくりなパートが出てきた場合でも、この練習によってゆっくり弾く感覚が養われるので、戸惑わずにすみます。
ひたすら速く弾くということは、かなり難しいですが、今の自分のレベルで弾ける最高の速さで弾くということなので、無理をする必要はありません。
自分の中で最高の速さで弾いても、普通の速さに戻したとき、意外にスピードが狂っているものです。
だから心配しないで、今の自分が出せるスピードで弾いてみるといいでしょう。
このときも、メトロノームだけは利用してくださいね。
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2008年01月05日 00:10